時間外労働が原因で転職したいときに考えること - 【転職体験談&仕事観】技術士・建設コンサルタントから異業種へ   

時間外労働が原因で転職したいときに考えること

 私が経験した転職では、時間外労働は縮減されることとなりました。前職では月に50時間~100時間くらいの時間外がありましたが、今は10時間~20時間程度です。私の転職の最大の目的は仕事内容に関するものでしたが、時間外が減ることに引かれたのも事実です。

 時間外が減って人生がどう変わったか。前職にいる間も、時間外勤務が少ない月はありました。しかし、それは仕事の閑散期であり、一時的なものでした。今は、繁忙期でも時間外勤務がほとんどありません。その違いは大きいです。

 つまり、平日であろうと休日であろうと、基本的に時間外勤務を避けることができるので、自分の予定を入れやすいことになります。前職にいる間は、いつ仕事に追われるか分からない状態でしたので、平日はもちろん、休日であっても土日のどちらかは家族の予定を入れずに空けていたことを覚えています。時間的なゆとりを得ることは、ありがたいことです。

 ただし、その分の収入は減りました。
時間外勤務は、そもそも生活給のために行うものではないのですが、固定的に行っていると、手当が生活給の一部になってしまい、時間外が減ると生活に影響が出る場合もあります。給料の内訳をみると、転職後に基本給は増えたとしても、時間外手当を差引くと減給になるかもしれません。
 時間外勤務が少ない会社に転職したいと考えるなら、当然多少の減給のリスクは覚悟しておく必要があります。

 難しいのは、転職先の会社が本当に時間外勤務が少ないかどうかを見極めることです。実際に勤務している社員に聞くことが出来たとしても、たまたまその人が時間外をしない人かもしれません。せっかく転職までやっておいて、目的が果たせなかったら意味がありません。


 そのようなリスクを負ってまで転職するか否か、よく考える必要があります。転職する覚悟があるなら、今の会社で少し割り切ってもいいかも知れません。

 上司や先輩が残業しているのに、自分が先に帰るのは、やりづらいかも知れませんが、本当はみんなそうしたいのかも知れません。会社としても、付合い残業に対して手当を支払うのは好ましくないのは当然です。一度、上司や先輩と意識あわせが出来るよう話をしてみてはいかがでしょうか。

 そんなことは、既に実施済みで、もう会社の雰囲気に耐えられないという状態であれば、よその会社の状況を調べてみるのも良いと思います。よその会社を知るといっても、本質を知らないと意味がないので、HPや求人情報を見ていても解決にはならないと思います。知り合いが勤務する会社であれば、その人から聞くこともできますが、情報は多い方がいいです。

 転職サイトに登録して、色々な会社を紹介してもらうのも良いと思います。私の知り合いには、採用面接を受けてから辞退する人もいました。よその会社の本質を知ろうと思うと、実際に採用面接を受けるところまでいかないと、なかなか深層を探ることはできません。
 今の会社を退職して無職になってしまってからでは、焦りもあって妥協してしまう危険性もありますが、今の会社に在籍中なら、冷静な判断が出来るのではないでしょうか。採用面接の中で、自分から質問をすれば良いと思います。

 最近は、過労問題がニュースでも頻繁に取り上げれており、どこの会社でも時間外労働への対応が必要になっていると思います。もしかすると、今の会社でも時間外労働の改善が行われるかも知れません。転職の意識を持つことは、自分を強くすると考えますので、会社に見つからないように活動することは否定しませんが、あわてず冷静に判断していただきたいです。

 今の会社での人間関係が、そこそこうまくいってるなら、転職すると悪化する懸念もあります。あとから後悔しても遅いです。

 転職は最後の手段と考え、いざとなったら転職の道も選択できるよう、他社や異業種の情報も収集しておくことをお勧めします。また、転職の採用試験に合格できるだけのスキルを獲得して置くことも大切です。


 私は個人的には、時間外労働は少ない方が良いと思っています。だけど、時間外手当を増やしたいと思うときもあります。ワークライフバランスにおいて、子供の教育費など出費が嵩む時期にはどうしても生活が苦しくなります。時間外勤務が出来ない会社では、手当に期待することはできません。

 余暇を活用してバイトでもできるなら、必要最小限の副業を行えばよいと思います。本業の時間外勤務は、単価が高いのはありがたいですが、永遠に続くと思うと憂鬱になります。その点、バイトであれば、期間限定で行うこともできますし、内容によっては気分転換にもなります。

 しかし、バイトが禁止されている会社もあると思います。そういう場合は困ってしまうのですが、会社に許可をもらってバイトを行うか、会社にばれないように副業を行うしかありません。(参考「収入が原因で転職したいと思うとき」


 私は、時間的なゆとりを得て、このようなブログを書くこともできるようになりました。また、休日の魚釣りは私にとって最高の贅沢です。釣りにかかる費用は、1日楽しんでエサ代500円と昼食、ガソリン代のみです。お金をかけずに、時間を贅沢に使っています。平日は、サラリーマンですので寸暇を惜しんで仕事しています。そんな自分にとって、のんびり釣りをしている時間は本当に贅沢な時間なのです。

 釣りをしながら、色々考えたことをブログに綴っています。よろしければ、そちらのブログもご覧いただければ幸いです。釣りをしながら、ゆっくりとワークライフバランスについて考えてみるもの良いのではないでしょうか。

あさりオヤジの釣りブログはこちらです⇒ 『あさりオヤジの波止釣り日記』
[あさりオヤジ]


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