会社の将来性に不安を感じたときに考えること - 【転職体験談&仕事観】技術士・建設コンサルタントから異業種へ   

会社の将来性に不安を感じたときに考えること

 実は私も前の会社を辞めるとき、会社の将来性に対する不安を抱いていました。一番の理由ではないにせよ、転職理由のひとつではありました。転職を決断するときというのは、色々な理由が重なってのことだと思いますが、ここでは会社の将来性に的を絞って述べたいと思います。

 私の前職は、中小規模の建設コンサルタント会社でした。今、その会社がどうなっているかというと健全な状態です。建設コンサルタント会社なので、人の入れ替わりはあるようですが、ボーナスも順調に出てるようです。でも、私が辞める寸前には、業界そのものの先細りが危ぶまれていたり、会社の数が減少傾向にあ ったりと、将来に不安を抱かざるを得ない状況でもありました。

 でも、それは建設コンサルタント業界だけに言えることではなく、他の分野でも同様の傾向があったりします。私が今勤務するエネルギー業界も、自由化競争の波にのまれ、時代の変化に耐えています。
 時代の変化に順応しきれなかった会社は、倒産していくことになるかもしれませんが、それは、建設コンサルタント業界の業務が無くなった訳ではないと思います。発注方法の変化や業務内容の変化はあると思いますが、その変化をいち早く察知し、順応する柔軟性に欠けているのだと思います。

 柔軟なアイデアとは、どこから生まれてくるのか。前線で活躍している社員からだと思います。それを吸い上げ、活かすことの出来ない会社は将来性が無いと言えるのではないでしょうか。そのような会社は、残業代を支払わないとか、給与カットとか、社員を苦しめる対応しかとれないと思います。

 それが判明したならば、転職先を探すのも良いかも知れません。しかし、建設コンサルタントの技術者のように専門スキルを保有している方であれば、あわてて転職する必要はないように思います。経験と資格を有していれば、転職はそれほど難しくはないと思います。冷静かつ慎重に転職先のリサーチを行い、今の会社と比べて本当に条件が良くなるかを見極めたうえで転職することを勧めます。

 本当にスキルがある方なら、会社が潰れてから転職活動を行っても、必ず引きはあるはずです。今の会社の居心地が問題ないのなら、むやみに転職を考えることは避けた方が良いと思います。ただし、いつでも転職できるようスキルアップを継続しておくことは、色々な意味で有効ですので、ぜひ取り組んでいただきたいです。
[あさりオヤジ]


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