[土木系就活] 建設コンサルタントの勤務状況 - 【転職体験談&仕事観】技術士・建設コンサルタントから異業種へ   

[土木系就活] 建設コンサルタントの勤務状況

【外出する頻度が高い】

 建設コンサルタントの仕事は、内業がメインですが、実は外出することも多いです。発注者との打ち合わせや、現場状況の確認、また関係機関との協議等です。人にもよりますが、私の場合、月に510回は外出します。外出は、半日のときがほとんどですが、遠方に出張するときは終日であったり、泊になったりします。たまに外出することは、結構気晴らしになります。
 また、発注者との打合せの時などは、打合せ時刻を930分とか1530分に設定したりして、自宅から直行したり、外出先から直帰が出来るようにしています。そうすることで、普段は帰るのは遅いですが、たまにはとびきり早く帰ることができます。
 上手く仕事をコントロールすることで気晴らしが出来るのは、コンサルタントの仕事の特典といえるものでしょう。外出が多いと、その分内業をこなす時間が減ることになり、仕事がたまっているときは苦しくなることもありますが、それも段取り次第です。

【残業は多い?】

 一ヶ月の残業時間は、閑散期なら1020時間、平常時で4050時間、繁忙期は60100時間位です。残業時間は、休日出勤も含めての時間です。年間にすると、400500時間位です。だらだらと付き合い残業をしているとストレスになりますが、自分のペースでメリハリをつけて時間外を活用していれば、残業はそれほどストレスとは感じないものだと思います。

 残業について注意しておかなくてはならないこと、それは手当てです。時間外手当てがちゃんと支給される会社ならいいのですが、そうではない会社もあります。いわゆるブラック企業と呼ばれる会社です。就職活動を通して、それが見抜ければいいのですが、入社するまでわからない場合もあります。また、希望する会社に採用されず、やむを得ず入社したというケースもあるかもしれません。
 そのような場合でも、入社後数年は、実力を付けることに励むべきです。最近は第二新卒の求人が増えています。社会人としての基礎を身に付けた若手人材は企業にとってもメリットが多いからです。
 第二新卒のメリットは、企業だけにあるのではなく、転職者自信にもあります。一度社会人経験を踏んだことにより、会社の良し悪しや、自分に合う仕事を判断する目も育っているはずです。転職を前提で就職することは勧めませんが、ある程度は会社を踏台にするくらいの気持ちをもって、自己啓発に努めることが大事です。

【年休の消化率は?】

 話がずれてきましたので、建設コンサルタントの勤務状況の話題に戻します。
 年休は、一般的な会社では年間20日が発生します。有効期間は発生後2年間で、その間に消化しなければ自動的に消滅します。毎年20日ずつ消化すれば、消滅させることは無いのですが、なかなか難しいと思います。私の場合で、だいたい半分強を消化してました。ただし、夏期休暇は別途3日間取得します。
 一般的な会社と比べて、それ程悪い状況ではないと思うのですが、皆様はどのように思われるでしょうか。


 以上、私の経験に基づく話をさせていただきました。もちろん、もっと条件のいい会社や悪い会社があると思います。建設コンサルタントへの就職で迷っている方、私の経験談を参考にしていただき、就職先選びに役立てて頂ければ嬉しいです。
[あさりオヤジ]


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